850やV70(8B)は、天井がはがれている車両がほとんどです。

リアシートに座った人の頭に付いてしまいます。窓を開けてスピードを出すと内側の劣化したオレンジのスポンジが車内に舞います(笑)

作業は 天井とサンルーフシェードを外して 張替えます。天井やサンルーフを外す作業も まあまあ大変ですが、天井がら生地を剥がして劣化した糊やスポンジをキレイに落とす作業が一番大変です。

張替え後は このように車内も明るく感じます。
剥がれる原因ですが、年数経過はもちろんです。が、窓を全開にしてスピードを出して走る事が原因と思います。
風で天井の生地がバタバタしてしまうからです。まだ、剥がれていない又は、剥がれかけている車は窓全開で走るのは やめましょう。程度によりますが、12万~13万円程度でサンルーフも含め作業いたします。
暖房を入れると冷却水のニオイがすると言う事で御入庫です。

この場合 ほぼヒーターコアの漏れが原因です。助手席のカーペットをめくってみます。

カーペットの下にLLCが浸水しています。
ヒーターコアの交換は ダッシュボードの脱着は無く作業できます。

今回は社外品で交換します。Oリングは新品を使用します。

白っぽくなっている部分は漏れたLLCが熱で固まったものです。ニオイの原因です。

交換し、フロアの乾燥が済めば 完了です。
漏れがひどい場合はシートを外して カーペットを出して洗う必要があります。
ニオイを感じたら 早めの交換がお勧めです。
エンジンオイル漏れで御入庫です。点検しますと、リアクランクシールのようです。

オイルシールを交換するために、A/Tを外します。

メンバーを外すので上からエンジンを吊っておきます。

A/Tを降ろしドライブプレートを外すとオイル漏れが確認できます。

オイルシールは古いタイプが付いていました。新しいシールと交換します。

交換したら オイル漏れの跡をキレイに清掃します。あとは復元して完了です。
走行中にエンストしたり 息つきのような症状で御入庫です。
確認の為 アイドリングで様子をみていますと、急にアイドリングが上下してエンストしました。
再始動も困難です。

点検しますと、ブーストプレッシャーセンサーがダメでした。インマニ内の負圧と加圧の状態を見ています。

スロットルからのパイプに付いています。

交換後、故障コードも消え症状も無くなりました。
850T5-Rのサスペンション交換です。NIVOMATのオイル漏れが交換理由ですが、高額の為 ダウンサスと普通のショックでの交換になりました。

今回はザックスのショックアブソーバーとJAMEXのダウンサスです。850のダウンサスも仕入れづらくなりました。

前後ともアッパーマウントを同時に交換しました。

T5-Rは元々 車高低めですので結果、1cm程度のダウンです。
最後にサイドスリップとハンドル位置を調整して完了です。
850でラムダマーク点灯です。診断でO2センサーと出たので交換します。

850は02センサーは1個です。(並行車は2個の場合があります)
今回はBOSCHのO2センサーで交換します。

BOSCHによれば 定期的に交換が良いとされています。常に排気ガスに さらされていますからダメージは受けやすいと思います。

交換した後、ECUをリセットする必要がありますので、O2センサーを交換しただけではラムダマークが再点灯する場合があります。
V60T4のエンジンオイル漏れです。

アンダーカバーを外すとオイルパンとインタークーラーホースがオイルまみれです。ヘッドカバーから漏れて下に垂れてきています。

エンジンカバーを外すとエキマニにもオイルが垂れています。

ヘッドカバーパッキンを交換するには イグニッションコイルやインジェクターやホース類を外します。

昔の車と違い ヘッドカバーに到達するまでが大変です。

ヘッドカバーをようやく外しました。パッキンを交換します。
エンジンの中はキレイです。オイル管理が悪いと、黒く汚れてしまいます。燃費の悪化やオイルの消費が多くなります。

組上げていきます。インジェクターの脱着は注意が必要です。ホース類も折損に注意しながら作業します。
ホースと言っても最近はゴムではなくプラスチックのパイプになっています。

組上げたらエンジン始動して、オイル漏れ、ガソリン漏れの確認をして完了です。
エアコンが効かない V70 T5の入庫です。

ガス圧を点検しますと かなり低いので、どこか漏れています。
エンジンルームの上からは漏れが確認できないので下から点検します。

アンダーカバーを外します。最近のボルボは、何をするにもアンダーカバーの脱着が必要です。ネジも多いです。

コンデンサーの下部に ガス漏れの形跡を発見。

ラジエターのサポートを外してみると黄色いオイルが付着しています。エアコンガスです。

確認の為 ブラックライトで照らすとドライヤーのフタから漏れています。

これが、フタです。プラスチックにOリングが付いてます。

交換して清掃します。真空引きをして一晩 放置します。真空状態が保たれていれば大丈夫です。
確認後、エアコンガスとオイルを充填して完了です。
エンジンオイル漏れです。

オイルフィルターからの漏れに見えますが、その後のオイルクーラーのパッキンからです。
オイルフィルターを外して、中央の突起を外します。

すると、オイルクーラーが外れます。漏れの原因のパッキンが見えます。

新品と比べますと、劣化具合がわかります。


オイルフィルターは外したので交換かんです。エンジンオイルは、まだキレイなので補充で完了です。
リバース時やハンドルを切った時に 振動が出ると言う事で入庫です。
暖機後ですと 分りづらいですが冷間時は振動が良くわかります。

右のエンジンマウントを交換します。トルクロッドは、まだ新しいので交換しません。
エキスパンションタンクを外します。

エンジンを固定してアンカレッジを外すとダメなマウントが出てきます。

右が新品です。一目で つぶれている事がわかります。

裏側でも 違いがわかります。古い方は 黒いシリコンが流出してきました。

復元して冷却水を補充して作業完了です。