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2010年02月11日

ボルボV70 オルタネーターの不具合

V70は99yモデルからオルタネーターがワンウェイのプーリーに変更されています。ベルトによって回転している訳ですが、今まではエンジン回転が落ちるとオルタネーターの回転も落ちます。

ワンウェイのプーリーはベルトの回転が落ちてもオルタネーターの中身だけは惰性で回転を続けます。

つまり、発電にロスが無く 平均的な充電及び発電ができるのです。

しかし、このワンウェイクラッチが滑ってしまいベルトが回転しても発電しなくなってしまうんです。

   

この場合は 残念ながらAssy交換です。

バッテリーが上がる等の症状の前に 何かの警告灯が点灯したりします。各コントロールユニットへの供給電源が低下する為、誤作動するのです。一般のサーキットテスターは平均電圧を表示する為、13V〜13.8V位を表示してしまいます。オシロスコープの様なテスターで診断すると、線グラフ表示なので良く判ります。13.5V前後でグラフの線が安定して伸びてきますが、ライトを点灯したり エアコンをONにすると11Vまで低下したままなのです。負荷をかけるとワンウェイクラッチが滑ったまま回転しているのが判ります。

 バッテリー上がりの場合はブラシの磨耗やレギュレーターの不良の場合が多いので その部分だけ交換します。

 

オルタネーターの不具合は色々ありますが、昔のようにチャージランプが点灯したから交換 みたいな事は、もう殆どありません。Assy交換なのか部品交換で済むのかは経験と判断力が必要です。なんでもAssy交換すれば簡単ですが・・。

 

 

19:59 | ボルボV70 XC70 | コメント(0) | トラックバック(0)

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